水戸ホーリーホックとサンフレッチェ広島の一戦は、陣地争いというより、何度ボックス内に入り込めるかが問われます。広島はサイドからボールを供給し、森の修正した守備陣形は中央を固めてカウンターに出る形が見込めます。最初の突破のあと、広島がどれだけボックス内へ攻め込み直せるかが最大のポイントです。
水戸は森監督の初陣となったカップ戦で5バックを採用し、パトリックを前線の起点にしました。コーナーキック後のセカンドボールも攻め手になっています。広島は菅大輝、東俊希、中野、荒井をクロスの位置まで押し上げられますが、サイドと前線の主力は週中にも試合をこなしたばかりです。パトリックと島谷希進は実際に水戸のカップ戦に出場しましたが、渡邉新太や負傷中のベテラン勢の多くは出場しておらず、先発メンバーもまだ確定していません。水戸の守備ブロックとカウンターで、広島が二度目の波状攻撃を仕掛ける展開になっても、得点の競り合いは接戦になりそうです。
全北と大田も、最初の攻撃のあとにどうなるかが勝負を分けそうです。全北はホームでのサイド攻撃からモタやオロボを狙えます。一方の大田は、ハーフタイムの修正でボックス内への供給を立て直した実績があります。最近の対戦では、全北が先制したあとも大田がボックス内からのシュート数で大きく上回りました。
大田はディオゴ、チュ・ミンギュ、サイドの走り込みから何度もチャンスを作り、シュートを止められたりクリアされたりしたあとも、さらにボックス内への侵入を狙えます。以前は出場が不確かとされていたディオゴですが、直近のリーグ戦には実際に先発しました。全北のキム・ジンギュはこのリーグ戦で出場停止と報じられており、コンパーニョの最近の出場時間も短めです。先発メンバーはまだ確定していません。大田の最近のシュートを打たせない守備と、金泉での終盤の決勝点は、反撃を期待できる材料です。
水戸は今の守備ブロックとカウンターで接戦に持ち込めそうです。一方、大田の二度目の波状攻撃なら、全北が序盤のホームでのチャンスを継続的な主導権につなげるのを防げるでしょう。そこで、水戸は1点差以内に収まり、大田は全北に勝たせないと予想します。