長崎戦におけるジェフユナイテッド千葉の課題は、立ち上がりの1時間ではなく最後の20分間にありました。そしてそれこそが、次の横浜F・マリノス戦に持ち越される論点だと私は考えています。1-1で引き分けたその試合で、千葉は立ち上がりに先制点を挙げ、その後もチャンスを作り続けましたが、決定機を逃すとラインを下げてしまい、アディショナルタイムの深い時間帯に同点弾を許しました。この悪癖にとって、マリノスは実に厄介な相手です。マリノスはミッドウィークのルヴァンカップで清水に逆転勝利を収めており、同点弾も決勝点も終盤に生まれました。したがって、千葉が終盤も立ち上がりと同じような試合運びができるのか、そしてターンオーバーを敷くマリノスに対してそれが通用する隙があるのかどうかが焦点になります。
まずは千葉についてです。ファンサイト「WIN BY ALL!」に掲載されているJリーグのデータによると、リーグ戦9試合を終えて1勝2分6敗、8得点19失点となっています。長崎戦は攻撃が最も活発だった試合の一つで、ボール支配率はわずか43%ながら、シュート17本、枠内5本を記録しました。エル・ゴラッソの試合レビューでは、決定機を外したことと、先制後に引きすぎたことが引き分けの原因だと指摘されており、焦りから生じた同一の問題として扱われています。また、試合の大半で千葉はコンパクトでインテンシティが高かったとも評されています。試合後、小林慶行監督は、今の状況では選手たちに焦るなとは言えないと語りました。今節を前に、監督はマリノスを「大きな挑戦」と表現し、前回のプレシーズンマッチ(百年構想リーグ)ではクオリティとインテンシティで圧倒されたとも付け加えています。
続いてマリノスです。ヨコハマ・エクスプレスのプレビューによれば、スティーブ・コリカ監督はカップ戦を経て再びターンオーバーを行う見込みで、先発は前節のセレッソ戦のメンバーが中心になりそうです。GKの飯倉大樹は内転筋に問題を抱えており欠場が濃厚、ルベン・ブランコも全体練習に合流していないため、カップ戦の勝利で今季初出場を果たした朴一圭(パク・イルギュ)の先発が有力視されています。その試合後、朴は最低限のプレーは見せられたとし、「ようやくスタートラインに立てた」とコメントしました。コリカ監督は、相手の順位は「関係ない」とし、選手選考は試合の印象、選手自身のフィードバック、走行データをもとに行うと述べています。トーマス・デンは練習に復帰しており、ベンチ入りが見込まれています。
両者の噛み合わせを見ると、千葉にとって最も勝機があるのは、立ち上がりのように前がかりに戦う自分たちの姿を見せることでしょう。シュートまでは持ち込めていますし、今季リーグ戦の試合勘がないキーパーと対峙することになるかもしれないからです。しかしマリノスは、苦しい時間帯を耐え忍んで終盤に勝ち切る強さを見せたばかりであり、まさに長崎戦で千葉が硬くなってしまった試合時間帯と重なります。もし試合開始から1時間が経過した時点で千葉が同点かリードしていれば、序盤のチャンスの数よりも、千葉の最終ラインの高さや、マリノスが攻勢に出たときに誰がセカンドボールや初撃を制するかに注目したいと思います。
なお注意点として、本稿の執筆時点では当サイト独自のデータベースが利用できなかったため、ここにある数字はすべてリンク先の情報に基づいており、マリノスのリーグ戦データや確定したスタメンは確認できていません。