【26-27 日本J2リーグ】ベガルタ仙台 vs ヴァンフォーレ甲府 プレビュー・分析 キックオフ:11月8日 15:00(日本時間)
ベガルタ仙台は3連敗中ですが、対戦相手はいずれも上位5チームで、敗戦はいずれも1点差でした。最下位のヴァンフォーレ甲府との一戦では、チャンスを作る力よりも、それを決め切り、後半まで相手のカウンターを抑えられるかが勝敗を左右します。
1. 試合概要と両チームの状況
森山佳郎監督は今季、ベガルタ仙台の3バックを維持しながら、3-1-4-2と3-4-2-1を使い分けてきました。前者は10試合で7勝、後者は5試合で1勝です(フットボールラボ、11月5日)。直近のカターレ富山戦では、チーム得点数の多い中島元彦と梅木翼をベンチスタートとし、後半に2人とも投入しました。前の試合からの休養期間が短かったことを考慮した可能性があるとの現地報道もありましたが(サッカー批評、11月4日)、今日先発に戻るかどうかは発表されていません。
連敗の原因を、攻撃のチャンス不足だけに求めることはできません。RB大宮アルディージャ戦では相手よりシュート数も枠内シュート数も多く、カターレ富山戦の枠内シュート数も相手と同じでした。一方、アルビレックス新潟戦では中盤でボールを失った後、素早いカウンターから2失点しました(FNN、10月25日)。決定力に加え、攻守が切り替わる局面の守備も課題です。センターバックのマテウス モラエスは負傷交代後、カターレ富山戦のメンバーから外れました。今日の出場可否は発表されていません(サッカー批評、11月4日)。同試合では奥山政幸が左センターバックで先発しました。
ヴァンフォーレ甲府は今季、リーグ戦15試合すべてを3-4-2-1で戦っています。直近3試合はいずれも1失点でしたが、FC今治戦ではシュートを20本許し、大分トリニータ戦ではGKの好セーブが続きました。アルビレックス新潟戦では前半にチャンスを作ったものの、後半のシュートは1本にとどまり、89分にセットプレーから失点しました(日本テレビニュース・Jリーグ公式サイト、11月3日)。ヴァンフォーレ甲府は負傷者が多く、特定のポジションに長期離脱者がいるとして、補強交渉を進めていると発表しました(クラブ公式サイト、11月6日)。DF井上樹、GK河田晃兵、FW三平和司が長期離脱する中、後半の強度を保てる選手の構成も重要になっています。
両チームは11月3日の試合後、5日間の休養を取りました。ベガルタ仙台は勝ち点27で6位、ヴァンフォーレ甲府は勝ち点12で20位です。降格圏からの脱出を目指す甲府が攻撃的な戦い方に出る可能性はありますが、その中でも中盤の守備を保たなければなりません。
2. マッチアップ分析
まず注目したいのは、3バックの前に位置する中盤の攻防です。ベガルタ仙台が3-1-4-2で臨めば、アンカー1人の両脇に甲府の2シャドーが寄せられます。甲府は大分トリニータ戦で黒川淳史と熊倉弘達がペナルティーエリア手前で連係し、内藤大和が同点ゴールを決めました(日本テレビニュース、10月25日)。ベガルタ仙台がアルビレックス新潟戦のように中盤でボールを失えば、この連係から前進を許す可能性があります。甲府がその機会を得るには、まず中盤でボールを奪い返す必要があります。山梨日日新聞も、仙台戦の課題として中盤の守備強度を挙げています(11月6日)。
もう一つのポイントは、両チームのウイングバックと後半の攻撃的な交代選手です。甲府は今季、3バックの相手との7試合で2分5敗でした(フットボールラボ、11月5日)。ベガルタ仙台も3バックを採用しているため、サイドではウイングバック同士の対決が中心になる可能性が高いでしょう。この成績だけでその要因を断定することはできませんが、甲府がシステムを変えないまま、同じタイプの相手と再び対戦するのは確かです。
前半に甲府が中盤の強度を保てれば、ベガルタ仙台の前進を食い止められます。問題は、その対応を後半まで続けられるかです。甲府は直近20試合で、前半を同点で折り返した7試合の結果が1分6敗でした。また、直近の公式戦10試合で喫した23失点のうち、14失点が後半に集中しています(データセンター)。ベガルタ仙台は富山戦の後半、梅木、 中島、荒木駿太、小林心を順に投入し、前線の人数を増やしました(サッカー批評、11月5日)。後半の交代策が相手の守備強度の低下と重なれば、前半のシュート数よりもペナルティーエリア内で決め切れるかが大きな差を生みます。
3. 最終予想と結論
ベガルタ仙台が後半に優位に立ち、点差を広げると予想します。甲府には中盤でボールを奪い、内藤大和につなぐ形がありますが、直近の試合では後半まで攻撃を続けられていません。ベガルタ仙台も最近は決定力を欠いているため、前半から得点が続く展開は考えにくいでしょう。後半はベガルタ仙台が主に得点し、甲府が加点できる可能性は低いため、両チームの合計得点は多くならないと見ています。
市場は今季の成績、ホーム開催、甲府の最下位という状況を根拠に、ベガルタ仙台を大きく優位に見ています。この試合では、勝敗の方向性について市場と同じ見立てです。ベガルタ仙台の3連敗はいずれも上位チームとの1点差だった一方、甲府はシステムを維持したまま3バックの相手に勝てず、後半の失点も多くなっています。ただし、ベガルタ仙台が最近のようにチャンスを得点につなげられなければ、点差は縮まります。甲府が前半の中盤の攻防で上回って先制した場合も、ベガルタ仙台が後半の交代策で追いかける展開に変わります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:勝ち — システムの相性と60分以降の選手層の差が今日も表れ、甲府のカウンターの形は強度を保てる前半に限られると見ます。 ハンデ -1:勝ち — 60分以降に甲府の強度が落ちる時間帯と、ベガルタ仙台の攻撃的な交代が重なり、リードを許した甲府が前に出ることで追加点につながると見ます。 アンダー 2.5 — 得点は60分以降のベガルタ仙台に偏り、甲府が得点を加える形は乏しいと見ます。