【26-27 UEFAカンファレンスリーグ】トゥーン vs ハート・オブ・ミドロシアン 試合分析・プレビュー キックオフ:11月6日 02:45(日本時間)
トゥーンはホームでチャンスを作りながら、守備のミスで敗れた試合がありました。ハート・オブ・ミドロシアンにはその弱点を突ける攻撃陣がいますが、中盤と交代要員に大きな穴が生じています。
1. 試合概要と両チームの状況
トゥーンのルーカ・プリヴィテッリ・ジアン監督は、相手に負傷者が多くても試合プランは変えないと話しました(ヤフースポーツ、11月4日)。トゥーンは昨季の優勝後に監督が交代し、今季のリーグ戦では9位です。カンファレンスリーグではトゥウェンテとHNKハイドゥク・スプリトにそれぞれ0-1で敗れました。この2試合だけを見ると攻撃力不足に映りますが、トゥウェンテ戦では後半に退場者が出ており、相手はいずれも欧州大会で2連勝中のチームでした。
ルガーノとのホーム戦では2-3で敗れたものの、枠内シュートを9本記録しました。ただ、ロングボールの競り合い、コーナーキック後のGKのシュート処理、さらに別のロングボールへの対応ミスから失点しました。HNKハイドゥク・スプリト戦の決勝点も、短いバックパスを相手に奪われたことがきっかけでした。直近のローザンヌ戦ではアウェーで5得点を挙げて勝った一方、4失点しています。この試合では60分の交代後に3得点を追加しました(トゥーン公式サイト、11月1日)。攻撃を変えられる選手はいますが、守備の問題も残っています。ルガーノ戦の2失点に関与したニコラス・ビュルギは、今日の予想先発には入っていません。
ハート・オブ・ミドロシアンは、欠場者10人を抱えてアウェーに乗り込みます。トマス・マグヌッソンは脳振とうで遠征メンバーから外れ、カルヴィン・ミラーは半月板の手術により約2カ月離脱します(ハーツ・スタンダード、11月4日)。ヤン・ダンダも欧州大会の登録メンバーに含まれていないため、本職の中央MFはローラン・メンディ1人だけとの報道もあります(デイリー・レコード)。ミラーは直近のレンジャーズ戦とマザーウェル戦で得点し、サイドから中へ切り込んで仕留めていました。サバ・ケルヨタがクロスを上げる役割は担えますが、ミラーの得点力までそのまま補えるとは言い切れません。
アウェーチームにとっては、11日間で4試合目となります。メンバーに入ったフィールドプレーヤーは16人で、そのうち2人はユース選手です。ハイバーニアン戦ではマグヌッソンとミラーが試合中に負傷し、4枚の交代カードのうち2枚を負傷対応に使いました(ハート・オブ・ミドロシアン公式サイト、11月1日)。トゥーンは同じ期間の試合数が少なく、ローザンヌ戦ではジャスティン・ロートとニコ・マイアーをベンチスタートにしていました。
2. マッチアップ分析
最初のポイントは、トゥーンのプレスと、メンディを軸とするハート・オブ・ミドロシアンの中盤です。プリヴィテッリ監督はルガーノ戦後、より一貫したプレスを求めました。メンディはレンジャーズ戦の先制点を許した場面で中盤のボール処理に失敗しており、今日はマグヌッソンも不在です。トゥーンがその周辺でボールを奪えれば、ブライトン・ラボーやフルカン・ドゥルスンへ短い距離でパスを送れます。これを避けるには、アウェーチームはロングパスで中盤を飛ばし、クラウディオ・ブラガやジェームス・ウィルソンを狙う必要があります。
その選択は、2つ目のポイントにつながります。トゥーンはルガーノ戦でロングパスから2度失点しました。ブラガはマザーウェル戦でヘディング、レンジャーズ戦ではセットプレー後の至近距離から得点し、サイドに流れてクロスを上げることもあります。トゥーンがプレスをかけるために最終ラインを押し上げれば、ブラガにスペースを与える危険があります。ただし、今日予想されるCBの組み合わせは、ルガーノ戦のミスに関与したビュルギを含む組み合わせとは異なるため、同じ場面が繰り返されるとは限りません。
セットプレーもアウェーチームの攻撃手段です。マラカイ・ファガン=ワルコットはレンジャーズ戦の得点にヘディングで絡み、トラブゾンスポルとのアウェー戦ではコーナーキックからのヘディングでポストを叩きました。トゥーンがより多くのチャンスを作っても、セットプレー1つで失点する可能性があります。その後、ハート・オブ・ミドロシアンがリードを守るには、交代要員が少ない中でトゥーンの後半の攻勢をしのがなければなりません。ローザンヌ戦で交代後に得点したことからも、トゥーンはこの時間帯に攻撃を強化できると分かります。
3. 最終判断と結論
トゥーンがメンディのいる中盤にプレスをかけ、チャンスの数で上回ると見ています。ハート・オブ・ミドロシアンはブラガの抜け出しや、ファガン=ワルコットを生かしたセットプレーから得点する可能性があります。しかし、中盤と2列目の決定力に欠け、日程が詰まり、交代要員も限られていることを考えると、試合終盤にトゥーンが再び攻勢に出る余地は大きいでしょう。トゥーンの勝利と両チームの得点を予想します。
市場の見立てと異なるのは点差です。市場はトゥーンが欧州大会の2試合で無得点だったことを踏まえ、勝っても接戦になると見ています。そのうちトゥウェンテ戦は60分に退場者が出た後の試合で、今日の相手は慣れないポジションでプレーする選手を起用せざるを得ないとの報道もあります(BBC、11月4日)。ローザンヌ戦でトゥーンが交代直後に攻撃を強めたことと、アウェーチームの交代要員が限られていることを考えれば、後半に点差が開く可能性があります。
ハート・オブ・ミドロシアンがセットプレーやトゥーンの後方でのミスから先制し、トゥーンが欧州大会でのようにチャンスを決めきれなければ、この見通しは変わります。トゥーンの守備のミスはすでに複数の選手に見られるため、試合内容で優位に立つだけで勝利が保証されるわけではありません。
【最終結論・市場別・ベットマン発売基準】 試合結果:勝ち — トゥーンのプレスは、メンディだけが残るアウェーチームの中盤を狙えます。アウェーチームは11日間で4試合目となり、交代要員も不足しています。 ハンデ -1:勝ち — トゥーンは体力を温存していたロートとマイアー、ローザンヌ戦の得点者ブラスキを投入し、試合終盤に攻撃の人数を増やせます。アウェーチームはユース選手を含むベンチで最後の30分をしのがなければなりません。 アンダー/オーバー 3.5:オーバー — トゥーンが試合終盤に得点を重ねる一方、アウェーチームもファガン=ワルコットのセットプレーや、トゥーンの繰り返される後方でのミスから得点します。