【26-27 AFCチャンピオンズリーグ2】ライオン・シティ・セーラーズ vs アデレード・ユナイテッド 分析・プレビュー キックオフ:11月5日 19:00(日本時間)
初対戦ではアデレード・ユナイテッドがボールを支配しましたが、シュート数はライオン・シティ・セーラーズが大きく上回りました。今日も、アウェーのアデレードが長くボールを持つなか、どこで失うかが重要になります。
1. 試合概要と両チームの状況
ライオン・シティ・セーラーズはF組首位(勝ち点7)で、2位アデレード・ユナイテッド(勝ち点6)とは引き分けでも首位を守れます(ライオン・シティ・セーラーズ公式、11月4日)。マーク・ジャクソン監督のもと、公式戦7試合で6勝を挙げています。ただし、6連勝中の21得点のうち18得点はシンガポール・プレミアリーグの4試合で生まれました。大陸大会ではタイポFCとアデレード・ユナイテッドにそれぞれ1-0、2-0で勝利し、いずれの得点もジョヴァンニ・ハーグのコーナーキックが起点でした。
ホームチームは11月1日のバレスティア・カルサ戦で、初対戦の先発から9人を入れ替えました。ハーグ、ディオゴ・コスタ、マティアス・ファエトンは66分から出場しました(ライオン・シティ・セーラーズ公式、11月2日)。ジャクソン監督は選手たちが完全に回復したと話しています(同公式、11月4日)。負傷から復帰したレナート・ティーも、途中出場した2試合で連続得点を記録しました。初対戦ではアディショナルタイムにファエトンのパスを受け、カウンターを完結させています。同点の時間が長くなっても、ホームチームには後半に投入できる攻撃の選択肢があります。
アデレード・ユナイテッドの公式戦3連敗は、同じ原因でひとくくりにはできません。シドニーFCとのアウェー戦では先制したものの、相手の交代選手が絡むサイド攻撃から逆転を許しました(Aリーグ公式サイト、10月25日)。パース・グローリーとのアウェー戦は0-4でしたが、先発に23歳以下の選手が8人いたため、その点差を今日の予想先発の実力にそのまま当てはめることはできません。それでも、プレッシャーを受けた後方でのミスとコーナーキックからの失点は、ライオン・シティ・セーラーズ戦とパース・グローリー戦で続けて起きました。アイルトン・アンドリオーリ監督も、ローテーションによるパフォーマンスの不安定さに言及しています(アデレード・ユナイテッド公式、11月2日)。
クレイグ・グッドウィンは家庭の事情で遠征に帯同せず、後半の攻撃的な交代要員が限られます(AAP、11月2日)。バルト・フリントの負傷による不在は、パナギオティス・キキアニスとソティリ・フィリスが埋めており、キキアニスはパース・グローリー戦でも先発しました。アウェーチームはパースでの試合後にシンガポールへ移動し、クラブによると、この5日間の移動距離は11,000kmを超えました(ライオン・シティ・セーラーズ公式、11月4日)。移動距離だけで後半の体力を断定することはできませんが、ホームチームの主力の多くが直近のリーグ戦で先発を外れていた点は違いになります。
2. マッチアップ分析
まず注目したいのは、アデレード・ユナイテッドの後方からの組み立てがライオン・シティ・セーラーズのプレッシングに耐えられるかです。10月29日のアウェー戦で、ホームチームはボール支配率42%ながらシュート25本を記録し、支配率58%のアデレード・ユナイテッドは15本でした。アウェーチームのGKジョシュア・スミッツは試合前半、自分たちのボール処理にミスが多かったと認めています(ストレーツ・タイムズ、10月29日)。その3日後のパース・グローリー戦では16分、フェイゾ・カスモヴィッチがゴール前を横切るように出した短いパスをカットされ、失点しました。アデレード・ユナイテッドが短いパスで前進を続ければ、ホームチームは再び敵陣でシュートの機会を得られるでしょう。一方、アンドリオーリ監督がロングボールを増やせば、自陣でのミスは減ります。ライアン・キットとフアン・ムニスが先発に復帰するかどうかも、中盤でボールをキープできるかに影響します。両チームの先発メンバーはまだ発表されていません。
次の焦点は、ハーグのコーナーキックとアデレード・ユナイテッドのボックス内の守備です。ライオン・シティ・セーラーズが大陸大会で挙げた3得点のうち、2得点はハーグのコーナーキックから始まりました。初対戦では80分にウーゴ・ゴメスがファーポストで決め、アデレード・ユナイテッドは続くパース・グローリー戦でもコーナーキックから失点しています。ただし、ホームチームは初対戦でシュート25本を放ちながら、80分まで得点できませんでした。流れのなかで作ったチャンスの数を、そのまま得点数に置き換えることはできません。コーナーキックの守備が改善すれば、ホームチームにとって最も明確な得点ルートも弱まります。
アウェーチームもボックス内でチャンスを作れます。初対戦ではハリー・クロフォードのクロスからタトゥに至近距離のシュートチャンスがあり、アディショナルタイムにはライアン・キットのシュートをビクトル・ウェービ・アスナールとベイリー・ライトが阻みました(聯合早報、10月29日)。ホームチームの5試合連続無失点には、こうしたセーブやゴールライン上での守備も含まれています。アデレード・ユナイテッドがクロスやセカンドボールからボックス内のシュートを増やせば、無失点記録も再び試されます。
3. 最終判断と結論
ライオン・シティ・セーラーズの勝利を予想します。アデレード・ユナイテッドが最近、プレッシャーを受けた後方でのパスやコーナーキックの守備で許した場面は、ホームチームが実際に得点機会を作ってきた形と重なります。同点の時間が長引けば、勝ち点の少ないアウェーチームは先に攻撃の人数を増やさざるを得ません。ホームチームは初対戦でも、相手が前がかりになったアディショナルタイムにファエトンのパスからティーが決めて追加点を挙げました。
市場はホーム勝利を有力視しつつも、大差には慎重です。初対戦の先制点は80分に生まれ、アウェーチームにも終盤に同点のチャンスがあったためです。ただ今日は、長距離移動を終えたアウェーチームが後半に追いかける展開になる可能性があり、グッドウィン不在で攻撃的な交代の選択肢も減っています。ホームチームが先行すれば、初対戦のように点差を広げる条件が整うと見ています。両チームとも最近はボックス内のチャンスを安定して得点に結びつけられておらず、総得点の多い試合は予想しません。
見立てが変わる条件は、アンドリオーリ監督が後方からの組み立てを変えることです。ロングボールでホームチームのプレッシングをかわし、クロフォードのクロスをボックス内のシュートにつなげられれば、ライオン・シティ・セーラーズが期待するチャンスの差は縮まります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン販売基準】 試合結果:ホーム勝利 — アウェーチームのプレッシャー下での後方のミスとコーナーキックの守備が、ホームチームの2つの得点ルートとかみ合います。休養を取ったホームの主力と長距離移動をしたアウェーチームの差も、後半はホーム側に働きます。 ハンデ-1:ホーム勝利 — ホームチームが先行すれば、負けが決定的となるアウェーチームは長距離移動の後半に前へ出る必要があります。初対戦の2点目につながったファエトンとティーのカウンターが増えるでしょう。 アンダー3.5 — ホームチームの得点はセットプレーとカウンターに限られ、流れのなかでのフィニッシュには課題があります。アウェーチームもボール支配をボックス内のシュートに結びつけられていません。海外市場の主なライン2.5より1点高く、3得点までがこの予想に含まれます。