[26-27 NBA] ミネソタ・ティンバーウルブズ vs ミルウォーキー・バックス分析プレビュー 試合開始: 11月3日 10:00 (日本時間)
ミネソタ・ティンバーウルブズは、アンソニー・エドワーズ不在で戦った3試合で1勝2敗です。ミルウォーキー・バックスは1勝5敗にとどまるものの、3ポイントシュートの試投数が多く、後半に点差を詰める余地を残しています。
1. 試合概要および両チームの現状
エドワーズは右膝の手術により約2カ月の離脱が見込まれています(Yahoo Sports、10月28日)。クリス・フィンチHCは彼の得点力を複数の選手に分散させています。ロサンゼルス・クリッパーズ戦ではラメロ・ボールとジェイデン・マクダニエルズがそれぞれ24得点、23得点を挙げ、ボーンズ・ハイランドがベンチから19得点8アシストを記録しました。続くサンアントニオ・スパーズ戦ではアヨ・ドスンムが27得点をマークしました。得点源こそ出てきているものの、ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦の終盤にはマクダニエルズのレイアップがブロックされ、その後の3ポイントシュート2本も外れました(Press Democrat、10月29日)。エドワーズ不在の中で接戦を締めくくるラインナップはまだ定まっていません。
ルディ・ゴベアは背中の痙攣で1試合を欠場したあと負傷者レポートから外れ、ジョアン・ベリンジャーはベンチに戻ります(FantasyPros、11月1日)。ゴベアを欠いたサンアントニオ・スパーズ戦でフィンチHCは9人のみで回し、ベリンジャーは34分間で5ファウルを喫しました(Yahoo Sports、11月1日)。ゴベアの復帰はゴール下の守備やリバウンドだけでなく、セカンドユニットの人数にも好影響を与えます。ティンバーウルブズは直前で連戦を消化し、中1日でホームに戻ってきました。
テイラー・ジェンキンスHCが新たに就任したバックスは、まだ安定したラインナップを見出せていません。ジェンキンスHCはペイントエリアへのアタックとキックアウトパスが不足していると指摘しました(Milwaukee Journal Sentinel、10月31日)。実際、バックスは1試合あたり42.8本の3ポイントシュートを放っているのに対し、フリースロー試投数は22.0本にとどまります。ここ3試合では第2クォーターにそれぞれ21-48、14-34、19-32と大差をつけられました。ただ、唯一の白星となったインディアナ・ペイサーズ戦では、後半にタイラー・ヒーローとカイル・クズマの3ポイントシュートで前半のビハインドを跳ね返しています(CBS Sports、10月27日)。
2. マッチアップ分析
まず注目すべき時間帯は第2クォーターの選手交代時です。バックスがここ3試合で大きく崩れた時間帯であり、ジェンキンスHCも組み合わせと出場時間の変更を示唆しています(Milwaukee Journal Sentinel、10月31日)。ティンバーウルブズはハイランドのスコアリングとボール運び、ベリンジャーのインサイド起用を組み合わせられます。ヒーローがベンチに下がっている間にバックスのアウトサイドシュートが落ち、ディフェンスリバウンドまで奪われれば、前半から点差が開きかねません。反対に見直したセカンドユニットで第2クォーターを五分に持ち込めれば、エドワーズ不在のティンバーウルブズは後半の接戦で再び苦しむことになります。
もう一つの焦点は、バックスの3ポイント偏重のオフェンスと、ゴベアが復帰したティンバーウルブズのインサイド守備です。ティンバーウルブズは相手の3ポイント試投数を1試合あたり35.3本許しながらも、成功数は11.0本に抑えています。バックスがペイントエリアを攻めあぐねれば、ゴベアを前にフリースローやインサイドでの得点を積み上げにくくなり、3ポイントの確率への依存度がいっそう高まります。ティンバーウルブズがバックスのターンオーバーを得点へとつなげられるかも重要です。バックスは1試合平均16.5本のターンオーバーを記録しており、ティンバーウルブズはロサンゼルス・クリッパーズ戦で相手から18本のターンオーバーを誘発しました(AOL、10月31日)。
ティンバーウルブズのボール運びにも留意点があります。ボールはサンアントニオ・スパーズ戦の前半だけで4ファウルを犯し、20分間の出場でファウルアウトとなりました(Yahoo Sports、11月1日)。バックスは1試合平均スティール数が5.7本にとどまるため、ボールのミスをすぐさま得点に結びつける根拠は乏しいものの、ボールが再び早い段階でのファウルトラブルでベンチに下がれば、ドスンムとハイランドがゲームを組み立てなければなりません。バックスが第2クォーターを持ちこたえ、後半に3ポイントシュートを連続で沈められれば、点差は縮まる展開となります。
3. 最終判断および結論
ティンバーウルブズが勝利を収めるものの、大差まではつかない展開を予想します。ゴベアの復帰によってインサイドの人員と第2クォーターのセカンドユニットが厚みを増します(FantasyPros、11月1日)。バックスがここ3試合いずれも第2クォーターに崩れている点も、ティンバーウルブズの前半優勢を後押しする材料です。しかし、エドワーズ離脱後のオフェンスを牽引する選手は試合ごとに異なり、接戦の終盤における決定力も定まっていません。
市場はバックスの1勝5敗という成績や大敗続きの状況から大差を予想していますが、ティンバーウルブズがエドワーズ不在の中で大勝したのはロサンゼルス・クリッパーズ戦の1試合だけです。バックスにはインディアナ・ペイサーズ戦のように後半の3ポイントで前半のビハインドを逆転した実績があります(CBS Sports、10月27日)。ボールがサンアントニオ・スパーズ戦のようにファウルトラブルで長くベンチに座れば、ティンバーウルブズがリードを広げる根拠も薄れます(Yahoo Sports、11月1日)。反対にジェンキンスHCのセカンドユニット調整が第2クォーターの失点を食い止められなければ、予想以上の点差がつく可能性もあります(Milwaukee Journal Sentinel、10月31日)。
[最終結論・項目別] 勝敗: ホーム勝利 — ゴベアの復帰でインサイドとリバウンドが安定し、バックスは3ポイントシュート以外の得点ルートが少なく第2クォーターの交代時間帯を耐えきれていません ハンデ -10.5: アウェイ勝利 — エドワーズ不在のティンバーウルブズはリードを広げる明確な得点源が定まっておらず、バックスの3ポイント試投数と点差がついたあとのベンチメンバーの得点が差を詰めます オーバー/アンダー 234.5: アンダー — 点差が縮まる場面と同様に、ティンバーウルブズのハーフコートオフェンスの停滞が総得点を押し下げ、ゴベア復帰によってバックスのセカンドチャンスも減少します