ボールを奪い合う両チームがサン・シーロで対戦します。まず注目したいのは、どちらがボールを握るかです。コモが長く主導権を握ってきたのは、セリエAの中位以下のチームとの試合が中心でした。今回は相手の地力が高く、しかも敵地での一戦です。インテルのホーム成績や終盤に勝ち切る傾向は、シーズン全体を通じて見られるものです。1時間を過ぎても同点なら、ベンチの選手層には大きな差があります。
キヴ率いるインテルは3-5-2で戦い、シュート数が多く、ウイングバックを使って縦に攻めます。終盤にも強く、リーグ戦の得点のうち12点を最後の30分間に挙げ、ビハインドから13ポイントを獲得しています。ホームではリーグ戦5試合すべてに勝ち、17得点を記録しています。ファブレガス率いるコモはボールを保持し、ニコ・パスをライン間で生かして、折り返しからチャンスを作ります。相手にほとんどボールを持たせないため、失点も非常に少ないです。5連勝はサッスオーロ、トリノ、ヴェネツィア、そして攻め合いになりやすい欧州の相手から挙げたものです。その前には、マンツーマンでプレスをかけるチームを相手に攻めあぐねていました。
注目の対決は、パスとダ・クーニャがインテルの中盤をどう崩すかです。ここがコモにとって、実績のある攻撃ルートの一つです。一方、インテルのウイングバックとチャルハノールのセットプレーは、チャロバーの離脱で急造となるコモのセンターバック陣にとって脅威です。テュラムはコモとの直近3試合で4得点を挙げています。
チームニュースも重要です。バストーニは左センターバックで復帰すると報じられています。そこは、代役を起用したダービーでインテルが失点したポジションです。ストーンズとジョーンズもベンチに戻ってきました。ラウタロの欠場は決定力の面で気がかりですが、インテルは彼がいなくても多くのチャンスを作れます。コモはドゥヴィカス以外のフォワードを全員メンバーから外しており、攻撃の交代要員がいません。さらに、ランス遠征後の休養日もインテルより1日少なくなっています。
前半は競り合いになると見ています。パスがインテルのウイングバックの背後にスペースを見つけられれば、最初の30分はコモにとって最も良い時間帯になりそうです。その後はインテルの厚いベンチと終盤の勝負強さが、攻撃陣を入れ替えられないコモに対してものを言うはずです。コモが先制した場合、ボールを持ってリードを守る形になるでしょう。ただ、ホームのインテルを相手に同じことをするのは、ヴェネツィア戦より難しいです。
こうした理由から、この試合はインテル勝利に賭けます。