フライブルクは4週連続となる過密日程の週半ばの試合を終えたばかりで、ユリアン・シュスター監督も「ここ数週間は非常にハードな日々が続いており、疲労を感じている」と率直に認めています。一方のウニオンは、ケルンと1-1で引き分けた後、丸1週間の休養を取りました。この休養の差だけを見れば一方に傾きそうですが、ウニオンはセンターバック3人を欠いて遠征に臨んでおり、休養十分でも急造の守備陣では万全のチームとは言えません。疲れた脚と急造の守備陣、どちらが先に崩れるかの試練だと見ています。
まずはフライブルクの状況から見ていきましょう。トラブゾンで1-0の勝利を収めた3日後の試合となります。シュスター監督はこの一戦を今季最高の守備パフォーマンスと評し、それは頷けるものの、スタッツを見ると守備にどれだけ頼らざるを得なかったかが分かります。ボール支配率は37%、シュート数は12対15、xG(ゴール期待値)は1.67に対して0.99で、GKバックハウスが大忙しでした。その前のアウクスブルク戦(2-1の勝利)も、チャンスの面では五分五分(1.39対1.45)でした。シュスター監督によれば、トラブゾン戦で数名が打撲などの軽傷を負ったとのことですが、深刻なものではありません。またGoalによると、オスターハーゲとムスリヤが欠場予定です。これらの勝利は試合を支配した結果というよりは組織力でもぎ取ったものであり、疲労が蓄積した際に真っ先に損なわれるのがまさにその組織力です。
ウニオンの問題は人員不足です。クラブはヌソキ、ウドゥオカイ(出場停止)、ケムライン、スコフが遠征に帯同しないことを発表しており、膝を痛めているマルクグラーフも依然として離脱中です。そのためGoalが予想する3バックはクーン、フリードリヒ、ファン・デン・ボッシュの並びとなっています。ウニオンの最近の引き分けは、ボールを持たずに耐え忍ぶことで手にしたものだけに、この台所事情は痛手です。アウクスブルク戦ではボール支配率34%で25本のシュートを浴び、ケルン戦でも支配率37%で14本のシュートを打たれました。強固なリトリートのブロックは、お互いの動きを熟知したディフェンダー同士の連携があってこそ機能します。また、リーグ戦8試合で7得点と、疲労の見える相手を攻め立てる攻撃力にも乏しいのが現状です。
一方的な展開と言い切れない理由は2つあります。ウニオンはブンデスリーガのアウェイ・フライブルク戦で直近2連勝中であること、そしてシュスター監督自身が肉弾戦のタフな試合展開を予想しており、これはウニオンが得意とする消耗戦の形である点です。フライブルクはブレイクを見据え、最初の1時間にエネルギーを集中させてくると見ています。もしウニオンの急造3バックがその時間帯を同点で耐え凌げば、7日対3日という休養の差が効いてくるはずです。