フェネルバフチェSKとSKスラヴィア・プラハは互いにファーストパスの精度を試し合い、ターンオーバーから一気に仕掛けるサイドアタッカーが好機をうかがう展開になりそうです。一方のモリニュー・スタジアムでは、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ (イングランド)の中盤からの侵入が、プールのクリアとパックのフィルターを軸とするポーツマスの守備陣とぶつかり合います。どちらの試合も、最初のポゼッション争いと同じくらい、最初のクリアボールを回収して再びエリア内へ侵入できるかが勝敗を分ける鍵となりそうです。
フェネルバフチェはスラヴィアのプレッシャーをかわしてワイドなスペースへと展開し、エリア内のムリキやルカクへボールを届けることができます。スラヴィアはランスに対して効果的なプレスを見せたものの、サバのボールホルダーを寄せきれず、直近の試合でもボックス内への供給を数多く無駄にしています。また、オリ・ホリーが遠征に帯同していないため、前線のターゲットやセットプレーの起点となる選手を欠く痛手があります。対するフェネルバフチェはシュクリニアルとアケが直近でフル出場を重ねて連係を深めています。スラヴィアにも裏を狙えるシュトゥルムやアヤオシが控えているとはいえ、ボックス内で確実に合わせる力と試合終盤の交代カードの層ではフェネルバフチェが一枚上手です。そのため、フェネルバフチェの勝利を予想します。
ウルブスはパックとアダムズの間にロペスを配し、プールに対するハイクロスを繰り返すよりも、マイナスの折り返しやセカンドボールの回収を狙う戦い方ができます。ポーツマスのノリッジ戦での勝利は、ボックス内からのシュートが少なかった中で得たPKによるものであり、シェフィールド戦でのチャンス量産も相手の退場後に生まれたものでした。対照的にウルブスは、バーンリー戦の後半にニーヴやロペス、さらに投入されたマネやチレワを通じてより強力な攻撃を仕掛けていました。ウルブスはアームストロングの復帰こそ不透明ですが、ポーツマスは前線やベンチメンバーの離脱が響いて対応の選択肢が限られています。試合が進むにつれてウルブスが何度もペナルティエリアへの侵入を繰り返し、ポーツマスを揺さぶると見ています。そのため、ウルブスの勝利を予想します。