三河の8勝2敗というスタートは、対戦相手に恵まれた結果にも見えますが、その大半は敵地で強豪を相手に挙げたものです。一方、群馬の好成績はリーグ下位チームとの対戦に支えられている面が大きいです。群馬の武器はターンオーバーを誘う守備ですが、三河はリーグでも屈指のボール運びの安定感を誇ります。そうなると群馬はフリースローと敵地での3ポイントに頼ることになりますが、どちらもチームの中で最も計算しにくい部分です。
相手のレベル別に見ると、データは一方向を示しています。上位チームとの対戦はすべて敵地でしたが、三河は1試合平均約91得点と、下位チーム相手と同水準を記録し、アルバルク、京都、富山に勝っています。同じクラスの相手に対し、群馬は攻撃が約77得点まで落ち、守備でも約82失点を許しています。三河の弱点はペリメーターの守備で、仙台とレバンガに高確率で3ポイントを決められ、いずれも100点以上を奪われました。
勝負の鍵は、三河のボールハンドラーが群馬のプレッシャーをどうかわすかです。三河はアルバルク、京都、仙台を相手にしても、ターンオーバーは1試合約8回にとどまっています。群馬が千葉に敵地で勝った試合では、ターンオーバー数で20対7と大きく上回ったことが勝因でしたが、今回はその形に持ち込むのは難しそうです。ゴール下では、オマラ、ガードナー、ホワイトが、大型チーム相手にリバウンドで苦戦してきた群馬のインサイド陣と対峙します。
群馬が勝機を見いだすとすれば、ブラックシアーとジョンソンがファウルを誘うこと、そしてベンチから出るジョンソンが3ポイントを多く打つことです。ただ、三河のビッグマンはファウルが少なく、群馬は敵地でのシュートも冷えています。長崎戦は20本中3本、佐賀戦は39本中10本、千葉戦は27本中7本の成功でした。
三河の外国籍選手3人は佐賀との2試合にどちらも出場しており、負傷者の情報も出ていません。群馬は辻が欠場ですが、出場時間は短いベンチ起用にとどまっていました。
前半は接戦になりそうです。三河が守備で緩みやすい第2クォーターは、群馬にとって最も得点の伸びない時間帯でもあり、互いの特徴が打ち消し合いそうです。三河は第3クォーターの守備が最も強く、ここで点差を広げる展開を見ています。群馬はフリースローで食らいつき、第4クォーターまで勝負を保つでしょう。
以上を踏まえ、ホームのシーホース三河勝利に賭けます。