この2試合はいずれも、守備陣に不安を抱えるチームが、まさに苦手とする攻撃の形を持つ相手と対戦するという構図になっています。ケルンでは、ボールロスト後の対応に課題を抱えるバイエル・レバークーゼンが、カウンターを狙う純粋なストライカー抜きのホームチームと対戦します。ナポリでは、守備陣が緊急事態に陥っているSSCナポリのホームに、ベンチメンバーの活躍で白星を重ねて勢いに乗るSSラツィオが乗り込みますが、ナポリにもホームで相手を脅かすチャンスメーカーたちが揃っています。
まずはケルン対レバークーゼンの一戦です。ケルンには万全な状態のボックスストライカーがおらず、ウニオン戦やシャルケ戦のようにポゼッション率60%超を記録して自分たちからボールを保持せざるを得なかったリーグ戦では精彩を欠いていました。しかし、今回は立場が逆転します。レバークーゼンがボールを保持する展開が予想されますが、彼らの最近の敗戦はボールロストからの素早いカウンターによるものでした。シュトゥットガルトには開始22分で2失点を喫し、ホッフェンハイムには自由にチャンスを作られ、マルセイユ戦では高い位置でのボールロストから終盤の速攻で決勝点を許しています。そうしたスペースへ走り込めるのが、マイナ、サイード・エル・マラ、ムーアといったボールを運べる選手たちです。また、相手枠内シュートの期待値以上に好セーブを連発しているシュヴェーベに対し、レバークーゼンのGKはそこまでの安定感を見せられていません。さらにレバークーゼンは木曜日のヨーロッパの試合を戦ったばかりで前線の控え層も手薄ですが、ケルンは丸々1週間の休養を取れています。レバークーゼンの実質的な脅威はコーナーキックと、急造のケルン3バックに対するシックの存在です。それでも、状況はケルンに味方していると言えます。そのため、私はケルンが負けない展開を支持します。
続いてナポリ対ラツィオです。ナポリはディ・ロレンツォ、ブオンジョルノ、スピナッツォーラ、バディアシル、ファヴァスーリが不在で、マリアヌッチも出場停止となっています。ポルト戦ではコーナーキックのマークの乱れから2失点し、直近5試合すべてで失点を喫している上、休養期間も中3日半しかありません。イサクセンを経由するラツィオの右サイドからのクロスやセットプレーでの制空権、そしてカリアリ戦やユヴェントス戦で試合を決めた強力なベンチ陣は、まさにその弱点を突いてくるはずです。とはいえ、ナポリにも打開策はあります。デ・ブライネのパス供給とマクトミネイの飛び出しは、ホームのローマ戦とボデ戦でそれぞれ枠内シュート9本と8本を生み出しました。ガットゥーゾ監督も、守りを固めるのではなく打ち合いに応じる姿勢を示しています。ナポリでの一戦は両チームが得点を奪い合う展開になると予想しています。