今回は、チームの作りがまったく違う上位同士の一戦です。アルバルクはホームでフリースローを稼ぐ形で強さを見せてきました。一方のネオフェニックスはリーグ戦をすべてアウェーで戦い、格下相手に数点差で勝つ試合が中心です。この試合では、仙台での大敗と移動の話題ばかりが取り上げられていますが、それはすでによく知られています。コート上の数字で差が出ているのは、どちらがフリースローを多く得るか、そして第4クォーターで踏ん張れるかどうかです。
アルバルクはホームのリーグ戦5試合で、1試合平均約25本のフリースローを得て、与えたのは15本未満です。ホームで勝った3試合では、30本以上を得ています。ネオフェニックスはアウェー戦で相手に20〜27本のフリースローを与えていて、ビッグマンはファウルがかさみがちです。ヴィット・ブラウンとテレンス・デイビスは、最近どちらも4ファウルの試合がありました。3ポイントの本数は両チームで互角なので、いちばんはっきりした差はフリースローで、外す前の時点で約4点分の価値があります。
注目のマッチアップは、デイビス対アルバルクのウイングです。デイビスはネオフェニックスの司令塔で、自らもフリースローをよく獲得します。琉球戦では12本すべてを決めた試合もありました。ホッグ、安藤、小酒部がデイビスのせいでファウルトラブルになれば、アルバルクのフリースローの優位は小さくなります。逆に、アルバルクでコンタクトを引き出すのはジャロー、ケリー・ジョンソン、ホッグです。
メンバーについては、アルバルクはここ数試合オルブリッチとトーウズを欠いており、ネオフェニックスはユー・リュウハイと辰巳を欠いています。そのため、両チームとも直近の試合と同じような顔ぶれになりそうです。アルバルクは仙台戦のあとホームで1日オフがあったので、この試合は敗戦から約3日後です。週半ばにあった慌ただしい日程ではありません。
丸1週間休んだネオフェニックスが、立ち上がりから良い入りをすると私は見ています。ネオフェニックスは前半に強く、アルバルクは仙台戦で出足がとても重かったからです。試合が動くのは後半でしょう。アルバルクは平均すると第4クォーターを取り、ネオフェニックスは落とします。ネオフェニックスの勝利は、アルバルクより下の相手に2〜6点差で勝ったものです。広島と琉球に対しては、3試合で1勝しかしていません。
疲労の話と1度の大差負けで、アルバルクはホームなのに格下の扱いになっています。ただ、私が数字で確認した限りでは逆の結果を示しています。ホームでのフリースローの多さと、終盤の強さです。だから私はこの試合、ホームのアルバルク東京の勝利を予想します。